第5話 初めての連れ出し(新潟ナンパ)

ストーリー

改札前で声を掛けた案件と電車で一緒に帰ることになったMR(えむあーる)は、内心焦っていた💦

この先、どーしたらいいんだろう?
なにを話したらいいんだろう?
ちゃんと会話できるかな?

一緒に帰ることになったものの、女性経験の少ないMRは、この先どうエスコートしていいかわからなかった。


とりあえず二人で電車に乗り、
自分が仙台から出張で来てること、今日は休みで一人で新潟駅に遊びに来てみたこと、いつまで新潟にいるか等、自己開示のようなを話した。

思いの外、気まずくなることもなく、それなりに会話は成り立っていた
(女も結構しゃべるタイプだったのもある)


そして、なぜかこのまま飲みに行くことになり、途中の駅で降りて女のお勧めだという居酒屋に入り、そこで2時間ほど一緒に酒を飲んだ。


コロナ過でお互いマスクをしていたので、女の顔はここで初めて見えたが、
可愛くはなかった、というかブスだった。


だけど、それは相手も同じことだと思ったのと、このくらいの女なら自分でも落とせるとういう謎の希望になった。


とくにこれといった展開もなく、LINEを交換して、また電車に乗ってそれぞれの駅に向かう。


MRの降りる駅に先に着き、「また会おうね」と約束し解散をした。


今思えば、ただ飯を搾取されただけの連れ出しで、
ましてや、案件のお勧めの店になんか行く必要なんてなかったとわかるけど、
この時のMRは、連れ出しの実績と、経験を積めて良かったと思っていた。



そもそも飯を搾取されたことにも気づかずに浮かれた!



後日、生意気にこんなツイートもしているw
↓↓




結局この女とは、仙台に帰るまでに3回飲みに行ったが、とくに何の進展もなかった。


そして5万円ぐらいの金を使っていた。


こんなに金を使ったのは、
2回目に会うときに、居酒屋だけで終わったら意味がないと思い、近くのビジネスホテルを予約していた。(自分の泊ってるホテルに連れ込むことは出来なかったから)


そしてホテルの近くの居酒屋に入ったものの、良いタイミングで切り上げることができず、ラストオーダーまでダラダラ3時間も滞在してしまい、店を出た後は、「終電なくなっちゃうから帰るねー」とホテルに誘う間もなく帰られてしまった。


そしてMRは、誰も泊まらなかったホテル代2人分を支払うことになったのだった。


さらに懲りずに、3回目また会う約束をする。
流石にもうホテルを取ることは出来なかったので、ヨネスケ作戦に出ることにした。
※ヨネスケ;案件の家におじゃますること


「まえ来てもらったから、今度は俺が行くよ」と、待ち合わせ場所を女の最寄り駅にして、
そのまま卓飲みしようよという流れで上がり込む作戦だった。


しかし、打診は通らず、またお勧めの居酒屋に連れていかれることになった。


居酒屋を出た後、駅のベンチで手繋ぎまで和み、タクシーで帰れるからと言って、わざと自分の終電を逃した。


そこまですれば、流石にヨネスケさせてくれると思ったのだが、打診は通らず電車なら200円くらいで帰れるところを、5000円のタクシー代を払って帰ることになった。


そして新潟で結果を出すことが出来ずにMRは仙台に帰ることとなった。



仙台に帰った後もこの女と、LINEや、電話を続けていた。


また来月に新潟に行く予定があったから、その時にまた会おうと思っていた。
(本当非モテ弱者男性の典型的なやつww)


サンクコストを掛けすぎたことで損切りが出来なくなっていたのかもしれない。
それに、正直自分の中では食い付きもあるとも思っていた。

1か月ちょいやり取りをしていたが、
ある日、電話した時に女の態度がかなり冷めてることに気がついた。

まえまでは、電話も掛ければ喜んでくれていたのが、あからさまに面倒くさそうだった。

そして、脈を確認するためにも、相手から連絡があるまでは、MRからの連絡はしないことにした。


結局、その後の連絡はなく、その女との関係は終わりをむかえることになったのだった。

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